『フィルモアの奇蹟』
当時25歳前後のマイク·ブルームフィールドとアル·クーパーの熱量がこのアルバムのA面とB面にはほとばしっている。
サンフランシスコのフィルモア·ウエストで行われたこの二人のライブはアメリカ音楽史に残る一大イベントだろう。 心に染み渡るマイク·ブルームフィールドのギターコードにアル·クーパーのハモンドオルガンが絶妙な掛け合いと応酬で応えている。
〔私は楽器は弾けないが彼らが醸し出す熱量は肌で感じることができる。〕
3日間のライブステージの最中、睡眠障害によってマイク·ブルームフィールドが突如離脱。しかしアル·クーパーはプロデューサーとして最も優れた機転を見せている。
【それがC面とD面だ。】 当時まだ無名だったカルロス·サンタナを急遽参加させ「ソニー·ボーイ(Sonny Boy)」で若きギター音を引き出しエルビン·ビショップも「ノー·モア ·ロンリー·ナイツ(No More Lonely Nights)」で見事な仕事をしている。
それにしてもこのライブを支えたベーシストとドラマーの並外れた音楽センスはこのアルバムの「最高の脇役」と言えるだろう。彼らのベースラインとドラムテクニックをメインに据えて改めて聴くのも大いに『有り』だと思う。
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