ブログ

  • 70年代裏名盤 Focus

    【Hamburger Concerto】

    VOCALを捨てた極上のロック協奏曲…。

    1970年代ヨーロッパを中心に大きな盛り上がりを見せたプログレッシブ·ロックの時代。その中でVOCALに頼らないバンドとして頭角を現したのが、オランダ出身のFocus(フォーカス)です。

    『悪魔の呪文(Hocus Pocus)』や『シルビア(Silvia)』などの曲で知られています。日本にも2度の来日公演を果たしています。

    そんな彼らが残した作品の中で私が一押しするアルバムが『ハンバーガー ·コンチェルト(HamburgerConcerto)です。

    ユニークなタイトルですが、そこに広がるのは洗練された極上の「ポップ·クラシック」です。各楽器がVOCAL以上に雄弁に奏でる素晴らしい協奏曲です。

    まずレコード盤A面1曲目:Delitiae Musicae 奏者タイスのフルートの音色から始まる幕開けに相応しい序曲です。2曲目:Harem Scarem テンポの早いビートでスピーディーな曲です。3曲目:La Cathedrale de Strasbourg 荘厳なピアノの響きから始まり、歌声も口笛もひとつの楽器として奏でられてます。4曲目:Birth チェンバロの響きからドラムが空間を押し拡げていきます。タイスの「キーボード、フルート」とアッカーマンの「ギター」のアンサンブルでの熱烈な演奏が聴きどころです。

    レコード盤B面はタイトル曲『Hamburger Concerto』のみの収録です。まるでひとつの壮大な絵巻物語を音楽で表しているかのようです。

    一流ミュージシャンによる凄腕テクニックと掛け合い、そして華麗なる駆け引き。楽器プレイヤーが織りなす極上のメロディーがダイレクトに伝わります。『各楽器プレイヤーがVOCALとなって雄弁に語りかけてくる』これがFocusと言うバンドであり、このアルバムなのです。

    半世紀の時を経ても色褪せないロック協奏曲。そのダイナミックな音色に浸るのも贅沢な時間です。

    【ひとことメモ】 ストリーミングで聴ける「Early Birth」はレコード盤には入っていない貴重な楽曲です。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】Hamburger Concerto
    価格:2,395円(税込、送料別) (2026/10/1時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤 Al·Kooper

    【Naked Songs】

    日本ではシングルリリースされた「Jolie」の人気も相まって独自の評価を得たアルバムです。全体を通してトゲトゲしさが少し抜け素直で等身大な曲構成になっています。

    今回も4曲のカバー曲が収録されていますが、どれも彼らしい独特のアレンジが冴えていて聴き応えがあります。

    一曲目の冒頭『アル』独自の語りかけから始まる「Be Real」で自分自身への問いかけをゴスペル風に歌っているのはとても印象的です。

    アルバム全体としては、上質なR&Bポップスといった佇まいを見せています。

    このアルバムの要として、オープニングの「Be Real」とラスト曲の「Unrequited」は、ある意味彼のこれまでの音楽遍歴を『裸の心』として歌っているようにも聴きとれます。

    まさに『裏名盤』の名に相応しい一枚だと思います。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】 赤心の歌(Blu−spec CD)/アル・クーパー
    価格:1,573円(税込、送料別) (2026/10/2時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤

    Al·Kooper

    アル·クーパー『早すぎた自叙伝』

    1972年から73年頃にかけてのことだった。裕福な友達に借りて出会ったのがこの『早すぎた自叙伝』だった(笑)。クーパーが老人に扮したジャケットだが、当時は気にも留めなかったことを覚えている。

    70年代初頭のロックシーンは世界中が新しい試みを競っていた時代だったから、この程度のジャケットやビジュアルは普通に転がっていた。長年ビートルズを聴き親しんてきた自分にとって、このアルバムのサウンドはごく自然に受け入れられたと思う。

    前作『New York City』ほどの感動はなかったが「ボブ·ディラン(THE Man In Me) 「ジミー·クリフ(Please Tell Me Why) スモーキー·ロビンソン(Swept For You Baby)等のアレンジは実に良くまとまっている。

    ただアルバム全体としてコンセプトに統一感がないためチグハグな印象は否めない。アルバムタイトルとアルバム表紙の図柄に合う曲は一曲目とラスト曲しかない。

    しかしそれらも含めて「アル·クーパーらしい」と言えばまさにその通りではないだろうか。

    『Easy Does It』や『You Never Know Who Your Friends Are』等を振り返っても彼のアルバムは多様なジャンルを詰め込んだ「ごった煮」スタイルなのだから。しかしそれも含めて楽曲一つひとつのクオリティやアレンジは実に素晴らしい魅力に溢れている。

    巷ではこのアルバムの評価は概ね高くはないが、ともあれアルバムの評価は「聴き終えた本人が答えを出すものだろう。巷の評価がどうであれ これは『評価されない名盤だ』と思う。

  • 70年代裏名盤 Al-Kooper

    70年代を振り返った時に聴きたい一枚

    アル・クーパー 『Easy Does It』

    1970年のレコードでありながら不思議と古さを感じさせないアルバムだ。どこを切っても「アル・クーパーらしさ」が溢れている一枚です。

    一曲目の「Brand New Day」とタイトル曲「Easy Does It」はポップス、ロック、バラード、R&Bが自然に溶け合ったアル・クーパーならではの音楽性でジャンルを問わす楽しめる。

    もちろんこのアルバムでもブラス(管楽器)のアレンジの巧みさは存分に楽しめます。

    私のお気に入りの曲はレコード盤ではC面一曲目にあたる(10曲目)。ビートルズを意識した曲作りの「Sad Sad Sun Shine」です。

    シタールとタブラを効果的に取り入れたこのメロディーがなんとも心地よい。

    そして聴き逃せないのがレコード盤D面一曲目(14曲目)の「Baby Please Don’t Go」この古典ブルースはヴァン·モリソンの演奏でも良く知られているがアル·クーパーのアレンジもかなりイケている。ピアノとベースの掛け合いはなかなか聴き応えがあります。

    このアルバム発売当時の評価は決して高くなかったようです。ただ突出した傑作アルバムではないかもしれないが『Easy Does It』…「力まずに」というタイトル通り肩の力を抜いて聴けるアルバムでもあります。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】CD アル・クーパー イージー・ダズ・イット SRCS6198 Sony /00110
    価格:943円(税込、送料別) (2026/10/3時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤Al·Kooper

    『孤独な世界』

    何故か…私が何度も繰り返し聴いてしまうアルバムの一つです。

    それが、アル·クーパーの『You Never Know Who Your Friends Are』。日本語で「孤独な世界」です。

    どこが良いのかと聞かれると、実は少し迷ってしまいます。

    曲調はバラバラで統一感があるようでない。それなのに、アルバム全体として不思議とまとまっているのです。一曲一曲がそれぞれ個性的で、どれも聴き応えがあります。通しで聴いても、流れが自然で違和感がありません。

    さらに、このアルバムのスタジオ ミュージシャンの質の高さは語るに及ばずです。

    「I’m Never Gonna Let You Down」が私のお気に入りです。アルバムの締めくくりを飾るこの曲は、力強いブラスにゴスペルが加わり🎶I’m never gonna let you down🎶の繰り返しが心に残り、温かく励まされる気持ちにもなります。

    全12曲を通してブルース、ジャズ、R&B、ポップス、ゴスペル等さまざまな要素をアル·クーパーのセンスで丁寧にまとめ上げています。派手さはないけれど楽曲の完成度は高いです。流行りに左右されないアル·クーパーらしい音楽作りを肩の力を抜いてゆっくりとお聴き下さい。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】 孤独な世界/アル・クーパー
    価格:1,573円(税込、送料別) (2026/10/3時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤 Al-Kooper

    『フィルモアの奇蹟』


    当時25歳前後のマイク·ブルームフィールドとアル·クーパーの熱量がこのアルバムのA面とB面にはほとばしっている。               

    サンフランシスコのフィルモア·ウエストで行われたこの二人のライブはアメリカ音楽史に残る一大イベントだろう。                心に染み渡るマイク·ブルームフィールドのギターコードにアル·クーパーのハモンドオルガンが絶妙な掛け合いと応酬で応えている。         

    〔私は楽器は弾けないが彼らが醸し出す熱量は肌で感じることができる。〕             

    3日間のライブステージの最中、睡眠障害によってマイク·ブルームフィールドが突如離脱。しかしアル·クーパーはプロデューサーとして最も優れた機転を見せている。               

    【それがC面とD面だ。】              当時まだ無名だったカルロス·サンタナを急遽参加させ「ソニー·ボーイ(Sonny Boy)」で若きギター音を引き出しエルビン·ビショップも「ノー·モア ·ロンリー·ナイツ(No More Lonely Nights)」で見事な仕事をしている。                    

    それにしてもこのライブを支えたベーシストとドラマーの並外れた音楽センスはこのアルバムの「最高の脇役」と言えるだろう。彼らのベースラインとドラムテクニックをメインに据えて改めて聴くのも大いに『有り』だと思う。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】フィルモアの奇蹟
    価格:2,062円(税込、送料別) (2026/10/4時点) 楽天で購入
  • 70年代の裏名盤AL.kooper

    『I Stand Alone』が魅せる「古くも新しい」世界

    半世紀前の音楽史は

    【ロックの世界に大きな変化の渦が巻起こていました。】

    エネルギッシュでエキサイティングな新興音楽の時代の中でアル ·クーパー(Al·Kooper)はシンガーソングライターでありながら アルバム「I Stand Alone」ので ロック、ソウル、ジャズ、R&B カントリー、ロカビリー、オーケストラ等多彩なジャンルをプロデューサーとしてまとめ上げています。

    彼の卓越した手腕は自身が結成したブラス ロック バンド「ブラッド·スウェット·ティアーズ」にて如何なく発揮されています。しかし彼が真に求めた音楽は大衆受けを狙うものではなく己のポリシーに忠実な音楽だったと思います。                             

    まさしく「俺流のアルバム」としてリリースしたのが                  『Í Stand Alone』です。

    このアルバムの曲ごとのコメントは敢えて書いていませんが、トータルでovertureを含む12曲を休日の空いた時間にストリーミングで流し聴きしてみて下さい。                     今聴いても「古くも新しい」格別な音楽の世界を堪能できます。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【中古】 アイ・スタンド・アローン/アル・クーパー
    価格:1,089円(税込、送料別) (2026/10/3時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤 Al kooper

    型苦しい経緯や細かい背景はこのアルバ厶を聴くのに必要はないだろう。


    【スーパーセッション】

    身体に響くマイク·ブルームフィールドのギター

    オーバーヘッドホンを耳に当ててこのアルバム盤に針を落としていた。

    曲が始まった時 マイク·ブルームフィールドのギター音が身体の奥に響いてくる。

    理屈抜きでどっぷりとブルースジャズの世界に浸らせてくれるこの心地よさ。 大人のための贅沢な時間だ。

    レコード盤B面はスティーブン·スティルスのギターに代わるが後年に「CSNやCSN&Y」で見せる姿とは一味も二味も違う音色が聴ける

    ただ このアルバム 私自身の感想とすれば…後から追加録音されたブラス(管楽器)にはあまり好感は持てない。スタジオライブのままで良かったのではないかな(笑)。

    とは言え一押し出来る名盤である。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]輸入盤 MIKE BLOOMFIELD/AL KOOPER/STEVE STILLS / SUPER SESSION [CD]
    価格:1,784円(税込、送料別) (2026/10/2時点) 楽天で購入
  • 70年代裏名盤Al.kooper

      Child Is Father To The Man (子供は人類の父である)

      レコード盤B面からは

      7.「I Can‘t Quit Her」 若きアル·クーパーの才能が爆発した瑞々しくも情熱的なサウンド。 ベースラインが素晴らしく聴き応えのある楽曲です。


      8.「Meagan’s Gypsy Eyes」
      イントロのアコースティックから始まるスティーブ·カッツによる幻想的でお伽のような世界観の楽曲。


      9.「Somethin’ Goin’ On」
      『アル クーパー ミュージックの土台』とも言えるナンバー。ジャズとR&Bが合わされて彼の音楽センスやルーツがダイレクトに伝わってきます。


      10.「House In The Country」
      【ひっくり返したおもちゃ箱を曲にした】かのような遊び心とギミックすを含んだテンポの良い曲です。


      11.「The Modern Adventures Of Plato Diogenes And Freud」
      難解な歌詞にビートルズのSgt.Pepperを意識したかのようなメロディー調で弦楽器(ストリングス)が主体の曲です。


      12.「So Much Love」
      このアルバムで私が一番気に入っている曲です。
      オリジナルはキャロル·キングとジェリー·ゴフィンによる曲ですが、アル クーパーのドラマティックなアレンジが冴えている名曲です。

      この『子供は人類の父である』はアル クーパー自身が自身の音楽を模索し手探りで作り上げたアルバムだと思います。又 ベーシストのジム·フィールダーはアルバム全体のクオリティを格段に上げています。 これは【時代に左右されない】アルバムです。

      
      
      
      
      

    • 70年代裏名盤

      AL.kooper

      1968年に発売Child Ìs Father To The 」(子供は人類の父である」は70年代の名盤を語るうえで外せない1枚です。
      アル.クーパーとジョン.サイモン 気鋭のプロジューサーが手掛けた珠玉のアルバムです。
      1.「overture」
      不気味ながらも粹なオープニング
      ここから一気にアルバムに引き込まます。
      2.「Ì Ìove You More Than You‘ll Ever Know」
      キーボードから始まるアル.クーパーらしさ全開のバラード。
      (知人宅のセパレートステレオで聴き込んでアル.クーパーの世界にはまり込んだ一曲です)
      3.「Morning Glory」
      リードギター「スティーヴ· カッツ」の澄んだ声がマッチしたフォークロック。
      4.「My Days Are Numbered」
      ブラスの音が上手く組み合わさっているブラスロック先駆けを感じさせる曲。
      5.「Without Her」
      ハリーニルソンの名曲をニューヨークのカフェ調にアレンジした曲。
      トランペットのソロとアル.クーパーの語りかけるボーカルが絶妙です。
      6.「Just One Smile」
      ランディー ニューマンの素朴な名曲を独特なブラスの使い方が際立つA面ラストの曲です。

      [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]【国内盤CD】【新品】ブラッド・スウェット&ティアーズ / 子供は人類の父である
      価格:1,944円(税込、送料別) (2026/10/2時点) 楽天で購入